怪vol.0041 「音」特集
※リンクをクリックすると音声が再生されます
※PCブラウザのみ対応となります
口琴の音
「口琴の音」(演奏:直川礼緒、録音:2014年)
表舞台に登場することは少ないが、世界中に広まっている楽器、口琴の音。
前半は、大宮氷川神社東遺跡出土の、平安時代の鉄製口琴のレプリカ(製作・目次伯光)の、幽玄な演奏。後半は、福島県いわき市飯野八幡宮の例大祭で、江戸時代に売られていた「きやこん」の復元品(製作:山崎隆史)の、きらめくような音色。
祭りの音
「神入り」(地区:下粟代、録音:2010年)
花祭の特徴は神々を丁寧に勧請することである。
花太夫は太鼓を叩き笛のメロディーで神勧請祭文を歌う。
五方に神々を殿付けし、神名帳の八百万の神々をお呼びする。
その神々をお呼びし舞庭で湯を差し上げ各種の舞を舞うのである。
「切目王子」(地区:足込、録音:2008年)
足込の花祭りでは、神勧請から天の祭りの後切目の王子の勧請を行う。
早川孝太郎は、最も重要な神と考えられていると記している。
この祭文で「おりいで花の切目の王子 ごすごりょう まいらするには みいぐちなる おみきこしめせ 玉の明神」と花太夫は太鼓と祭文を歌い、切る目の王子を勧請する。
-
- 怪 vol.0051
- 発売日:2017/10/12
- 定価:本体1600円(税別)
パートナーサイト